日経平均株価が39,000円台を越えて新高値を付けました。
3月を乗り切れば、株価が上がりやすいと言われる4月の上昇も期待されます。
上昇率の高い株や日経平均株価に連動したETFなどがおすすめかと思いますが、
ここではゆったり株らしく、割安で財務の良い会社を簡単に紹介します。
5076 インフロニアHD 建設業
株価 1,525円(2/22終値) PER 13.9倍 PBR1.04倍 ROE10.25% 配当利回り3.61%
2021年に前田建設工業、前田道路、前田製作所が共同持株会社として設立。
建築、土木、インフラ運営、舗装、機械販売、と多岐にわたるセグメント部門を持つ。
各部門は好調。担当管理運営する公共・インフラ施設は日本各地にある。
現在、政府関連の上下水道事業(長期契約、原則10年)の受託を積極的に狙うと表明。
2024年に日本風力開発を子会社化。
第3四半期で当期利益87.8%の進捗率。通期決算は3月。
出来たばかりの会社なので財務判断はここでは見送り。
配当利回り3.61%で配当性向は39.7%。
2924 イフジ産業 食料品
株価 1,423円(2/22終値) PER 7.4倍 PBR1.23倍 ROE13.99% 配当利回り3.37%
卵の中身(液卵)を製パン、製菓会社へ販売。液卵業界ではキューピーに続く2位。液卵専業では全国トップ。
ROE(稼ぐ効率)は2016年以降、常に10%以上を維持。
第3四半期で当期利益92.9%の進捗率。通期決算は3月。
財務堅調で自己資本比率は61.7%。純有利子負債は2020年からマイナス。
2023/3月の配当率2.46%時点で配当性向は25.8%。配当金への余力はまだあるとみられる。
1384 ホクリヨウ 水産・農林
株価 1,028円(2/22終値) PER 5.6倍 PBR0.70倍 ROE7.13% 配当利回り3.89%
鶏卵会社。札幌に本社。道内50%シェア。本州でも販売開拓。2021年より香港へ輸出開始。
卵にレーザーで賞味期限とUコードを印字するシステムが特徴。Uコードで産地偽装を防ぐ。
2023年4月に千歳農場にて鳥インフルエンザの被害、損失計上。
インフルエンザ対策として道内、東北に分散して養鶏場を設置。各施設にもインフルエンザ対策の設備を施行済。
第3四半期で当期利益114.8%の進捗率。通期決算は3月。
財務健全で自己資本比率63.8%。純有利子負債はほぼ0。
2023/3月の配当率1.95%時点で配当性向は22.7%。
100株以上の保有でたまごギフト券500円分の株主優待あり。
会社HP
https://www.hokuryo.co.jp/
2153 E・Jホールディングス サービス業
株価 1,682円(2/22終値) PER 8.2倍 PBR0.93倍 ROE10.65% 配当利回り3.27%
建設コンサルタントグループ。官公庁向けのコンサル、測量、調査が中心。
毎期、第1~3四半期は利益がなく、通期決算で利益を計上する会社。決算は5月。
財務健全で自己資本比率76.2%。純有利子負債はマイナス。
2023/3月の配当率2.97%時点で配当性向は25.5%。
100株以上保有で1,000円分のQUOカードの株主優待あり。
9037 ハマキョウレックス 陸運
株価 3,790円(2/22終値) PER 9.2倍 PBR0.87倍 ROE9.94% 配当利回り2.90%
物流センター事業と貨物自動車運送事業(トラック運送)を展開する会社。
2009年、2019年前後のBPS、ROEにリーマン・コロナショックの影響が全く見られない、不況に強いおばけ会社。
第3四半期で当期利益80.9%の進捗率。通期決算は3月。
財務は健全で自己資本比率は54.1%。純有利子負債は堅調に減少。
2023/3月の配当率2.51%時点で配当性向は24.1%。
物流センター事業は好調で右肩上がり。運送事業がやや不調。
直近チャートが下げているのが不安材料。
会社HP
https://www.hamakyorex.co.jp
まとめ
前回は前沢工業、ノリタケカンパニーリミテドと上昇している会社を紹介しましたが、
今回は直近の上昇でもチャートが横ばいの会社を紹介しました。
上昇してないならないで、これから上がるのかが不安で難しいところです。
ただ途中決算や財務、事業内容の良い会社だと思いますのでここで紹介しました。
これらはあくまで個人的な株の分析です。投資はご自身の判断でお願いします。