第4回 旭情報サービス株式会社

旭情報の会社分析

おはようございます。会社紹介の第4回目です。

目次

どんな会社?

独立系のシステム開発会社です。

自動車、電気機器、総合商社、医療、金融といった顧客の、

システムネットワーク、ソフトウェアの開発を引き受けて、

その運用、管理、メンテナンスまで一括して行います。

1962年8月設立 1995年4月上場 決算3月

従業員1,587人 (2022/09現在)

会社HP
https://www.aiskk.co.jp/

株情報 (2023/12/14終値)

9799 旭情報サービス 東証スタンダード 情報・通信

株価 1,267円

時価総額 105億円

PER 10.5倍

PBR 0.94倍

ROE 9.23%

配当利回り 3.47%

自己資本比率 78.9%

分析

PER 10.5倍 割安

PBR 0.94倍 やや割安

MIX係数 9.87 割安 

ROE 9.23% 効率良 

自己資本比率 78.9% 優良

過去10年の業績

BPS
(1株あたりの純資産)

旭情報のBPS分析

引用:マネックス証券

順調に伸びています。

ROE
(稼ぐ効率)

旭情報のROE分析

引用:マネックス証券

リーマンショック後、2010年に2%まで落ちましたが、

それ以降、着実に伸ばしてきています。

近年は9%前後で落ち着いています。

キャッシュフロー(会社のお金の流れ)

旭情報のキャッシュフロー分析

引用:マネックス証券

現金量が多く、過去を見ても常にお金を持っている感じです。

純資産

旭情報の純資産分析

引用:マネックス証券

10年間で約1.6倍に増えています。

20年週足チャート

旭情報の20年間週足チャート

引用:TradingView

10年間だと上昇しているところしか見られないので、

今回は上値と底値がわかるように20年チャートを表示しています。

1年日足チャート

旭情報の1年間日足チャート

引用:TradingView

75EMA-200MAのリボンに支えられてゆるやかに上昇しています。

配当金

配当利回り 3.47% 高配当 (12/13時点)

配当性向  36.6% (2023/3時点)

配当予想  1株44円 (2024/03)

配当金の推移

旭情報の配当金分析

引用:マネックス証券

過去に減配はありません。

配当方針については特に発表は見られませんでした。

株主優待

500株以上で3,000円分相当のカタログギフト

1,000株以上で7,000円分相当のカタログギフトがもらえます。

(3/31日現在保有が対象)
https://www.aiskk.co.jp/ir/stockholder/benefit_program.html

Pick Up 決算説明会資料より

あっさりとした説明資料で、

会社方針と業績と財務状況についての記述のみでした。

取引先など調べたかったのですが秘密なのか私が調べたかぎりでは見つかりませんでした。
https://www.aiskk.co.jp/ir/index.html

なおマネックス証券の概要では、主要取引先はトヨタシステムズとのことです。

特色

売り切り型ではなく、

システム納入後も運用・管理・保守で、定期的に売上げが入る形が特徴です。

またシステムは長期での使用が前提になるので、

収入の面だけでなく、取引先との長い付き合いが出来ます。その点でも良いビジネスモデルだと思います。

個人的評価

PBR1倍割れと割安

BPS、純資産ともに伸びていて順調に成長

チャートの上昇もなだらかで綺麗です。

自己資本比率78.9%で財務優良

株主還元方針について発言はありませんが、過去の減配はありません。

健全な財務で、ゆるやかに着実に成長している会社です。

懸念点

商品リスク(納入システム・ソフトのエラー等)、人的リスク(データの漏洩等)くらいしか思いつきませんでした。

その他にはPBRがそろそろ1倍に近いこと、配当金についての発言がないことが気になりました。

仕事需要については先細りになっても、納入済の会社から収入の確保できています。

設立の古い会社(1962年)なので様々なノウハウもあると思われます。

保有現金も大きいので、新しいシステム・ビジネスの開発投資にも乗り出しやすいと思います。

これらはあくまで個人的な株の分析です。投資はご自身の判断でお願いします。

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